準優秀賞
●グラフィックデザイン学科 篠木 愛子(北海道大樹高校出身)
ヴィジュアルブック「種を知るためのAtoZ」
コンセプト
植物の種子をテーマに、AからZまでをまとめたヴィジュアルブックです。
種の持つ面白さや多彩さ、時には驚くような多くのエピソードもあり私達にとって小さな存在の種ですが、実に多くのことを学べます。
そんな種の魅力を少しでも多くの人に伝えたいと思い、制作しました。
中身は流行に関係なく見られるデザインにし、太陽によって日焼けした装丁など、自然や歴史を感じられるようにしました。
審査評
種子の造形の自然美に魅せられた作者は、調べていくうちに形だけでは無く種が持つ自然界との共生や、悠久の歴史に伴った驚くべき進化、多彩なエピソードを持つものが多々あることにも魅力を感じ、このテーマ選択となった。それらの調査と解釈、26ものビジュアルを作った作業量も評価に値する。全体にはセンスの良さや美しさもあるであろう。無機的で小さく、日常生活では存在感の無いイメージがある種も実は生命なのであり、短く淡々とした語り口と、モノクロームとセピアを用いた落ち着いた作品全体から、深読みしすぎかもしれないのだが、種類の多彩さだけでは無く、壮大な自然界の歴史や厳しい規律、そしてそこから人間が生きるべき知恵、人生の哲学のような我々人間が学ぶべきことも多々あることをこの作品は教えてくれる。